講座紹介
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救急医療・医学を維持・発展できる救急医を
育成することが講座としての責務です。
久留米大学病院高度救命救急センター長
久留米大学医学部救急医学講座 主任教授
久留米大学医学部救急医学講座のホームページをご訪問頂きありがとうございます。
当講座は、1995年に開講された比較的新しい講座で、2020年で26年目を迎えたところです。
救急医療という言葉からは、ER(emergency room, 救急初療室)を想像される方が多くいらっしゃると思いますが、私たちが専門とするのは、ER診療(プライマリーケア)のみならず初療後の根治的治療・集中治療(クリティカルケア)、ドクターヘリやドクターカーを用いた救急現場から展開される病院前(プレホスピタル)救急診療であり、重症救急患者の治療を一貫して担当することにより、重症者を救命し社会復帰させることがその使命と考えています。さらには、地域の救急医療システムや災害時の救急医療(災害医療や集団災害など)システムの構築・整備など、社会的なニーズに対応できる専門性も求められています。
教室員は、久留米大学病院においては高度救命救急センターのコアメンバーとして、福岡県南部筑後医療圏の三次救急医療施設としての役割を果たすとともに、近隣2次医療機関、県内救命救急センターへの出向や非常勤医師として、地域の救急医療にも深く関りを持ち、専門医としての役割を果たしています。
救急医にとって、救急診療に関わる専門的知識、技術はもちろんのこと、社会人、医療人としての高い人間性とコミュニケーション能力も重要な素養と位置づけています。病院前救急診療から救急・集中治療、さらには災害医療まで、幅広い領域に関して救急医療、救急医学の両側面から追求し、救急医療・医学を維持・発展できる救急医を育成することが講座としての責務と考えています。
救急医療・救急医学は非常にやりがいのある、魅力的な領域です。また、時代の変化とともに、私たち救急医へのニーズも変化しています。私たちとともに救急医を志す仲間が集える講座を目指したいと思います。